皆さまは日本の組紐をご存じですか?
日本伝統の工芸品のひとつで、美しい色合いに染められた絹糸の束を交差させて組み上げた紐のことです。
組紐は何世紀にもわたって様々な用途に使用されてきましたが、
着物の帯の上から結ぶ帯締は今でも日本人にとって馴染み深いものです。
今回は伝統的な道具を使い、世界にひとつだけの組紐アクセサリーを
制作できる体験をご紹介します。
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施設内はミュージアムのようになっていて、組紐の歴史や特徴などを説明頂き、
理解が深まりました。
その中でキレイに並べられた組紐に使用される絹糸は、
すべて職人の手染めということを知り、とても驚きました。
組紐作り体験は難しそうに思いましたが、職人の方が慣れるまで
親切に教えてくれ、安心して作ることができました。
組み始めたときは混乱しましたが、慣れたらスムーズに作業できました。
一度手順を頭に入れてしまえば誰でも作ることができると思います。
作っている時間はあっという間で、無心になれ、贅沢な時間でした。
身に着けやすいブレスレットやストラップを作ることができるので
日本旅行の記念にもおすすめです!
組紐の歴史に触れる
今回ご紹介する体験は、ただ組紐を組むだけではなく
その歴史を知ることから始まります。
歴史的な作品の復元品が展示されており、時代ごとの組み方の特徴や使用用途を 知ることができます。
刀の下げ緒に使用されていた組紐は、 その後、着物の帯締めに使われるようになり、
今ではアクセサリーとしても親しまれるようになりました。
伝統を守りながら、時代のニーズに合わせて変化していく歴史を身近に感じることができます。
絹糸は色はあまりにも種類が多いため、レシピのようなものは存在しないとのこと。
職人の方が温度や時間を微調整しながら、
一色一色、目で見て調合しているそうです。
作る楽しみは、選ぶところから
絹糸の色の組み合わせは、すでに用意されたものから選ぶことができます。
出来上がりが想像できなかったので、選ぶ時間もワクワクしました。
12本の絹糸の束を決められた順序で組んでいきます。
少しでも間違えたら、スタッフの方が教えてくれるので安心です。
絹糸や道具の感触を楽しみながら、リズムよく組んでいきます。
糸が巻き付けられた道具がぶつかりうカラン・コロンという音がとても心地よく、自然と没頭してしまいました。
完成しました
絹糸なのでつややかで手触りもよく、しっかりとした
伸縮性のある組紐が出来上がりました。
ある程度の長さを組めたら、職人の方が仕上げてくれます。
「組紐 道明」では、300年以上にわたり、
伝統的な技法による組みひもづくりを行っている日本の老舗です。
伝統的な技法を体験しながら、日本文化を覗いてみてはいかがでしょうか??
店内には現代と調和する組紐の商品が販売されており
組紐の新たな進化を感じることもできますよ。